お世話になったあの人たちに
土曜日から、一泊二日でまた実家に里帰りをしていました。でも今回は主人のバイトはなくて。目的は他にありました。
私がかねてからお世話になっていた家族に、結婚の報告かたがたご挨拶に行こうと決めていたのです。ちょうどその家の長女が実家に戻るという予定を聞いていたので、長女に合わせて訪ねようと話していました。
その家族は以前、「お向かいさん」でした。私が小さい頃漫画を読ませてもらったりチェスを教えてもらったり。近所に引っ越した後も、バーベキューだ、やれコンサートだと遊びに行っていました。
母とぎこちなくなったり、一つ屋根の下の空気が吸えなくなって苦しくなった時、真っ先に向かったのがその家でした。夜遅くに迷惑だったろうに、嫌な顔一つされず、私はいつも受け入れてもらっていたのです。だから長女は私にとって、友達のようで姉妹のようで、そんな仲なのでした。
そういう家だからこそ、一応元気に新婚生活を送っているよと伝えたかったのです。
おじさんも奥さんも変わってませんでした、長女は昔の奥さんを彷彿とさせる笑顔でした。次女は大きくなって、という一言しかでてこないくらい成長してました。
長女リクエストのシフォンケーキに、手作りの梅酢と山桃シロップと、お手製草苺ジャムと。喜んでもらえた上に、山桃シロップはシフォンケーキにつけて味わってもらえて、なんだかちょっと嬉しかったです。手作りショップのお土産を持ってきた気分でした。
たわいない話と、昔の思い出話と、主人との話と、私の治療?の話と。懐かしかった空気の中で、ちょっとぎこちなく喋る自分が気恥ずかしいような、落ち着かないような。でも、それを伝えたかったのだからと喋りました。
お昼のお蕎麦屋を後にする時、昔のように奥さんと長女と抱き合いました。ハグっていうんでしょうか、私たちではごくごく普通のことです。懐かしい温もりと、ひと時抱き合い、そして笑って別れてきました。
よいひと時を過ごしました。
・・・猫と、ダルメシアンに会えなかったのは残念ですけどね。
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